森でピコピコ
日に日に秋が深まる中、父さんの頭の中は既に雪山シーズンに突入。 シーズン前に、雪山仲間が集まってトレーニングするんだってーー。 今日は宇都宮郊外で、ジルヲも一緒に参加してきましたーー。 やっほーーーっ。
ところで、みんな地面を見つめて何を探してるのー? 何か美味しいモノが埋まっているんですかー? 手にはピコピコ鳴る機械を持ってるしー。
「ジルヲ君、それは雪山に入った人が雪崩れや遭難に遭った場合、仲間同士で助け合うピコピコ電波が出るビーコンという機械なんだよ。雪山でバッグカントリーをする人にとっては、この道具とっても重要なんだよ。」 アウトドアショップ「ガウチョ」のオーナーKさんが 犬にも分かるように丁寧に教えてくれました。 なるほどーー。 ピコピコは受信音だったんだーー。 ここは枯葉の広場(ドングリ拾いしている人も多)だけど、 雪山に入った想定で雪に埋まった人の捜索をしていたんだねーー。 そんなみなさんを眺めつつ、ジルヲは荷物置き場の監視役という、 重要な任務をいただきましたーー。
途中、普通に力を入れたら木に繋いでいたリードがブツッっていう音と共に、 一瞬で切れてしまうアクシデントはあったけど、 怪しい人や動物はジルヲの怪力で追い払ってあげましたー。
トレーニングの後は仲間のりんご園で 美味しいリンゴをたくさん試食しちゃいましたー。 ジルヲ家は一番甘いリンゴを購入。 その後、日光の美味しいお蕎麦屋さんへ。 雪山にあまり興味のない母さんも、美味しいリンゴと蕎麦で機嫌が良くなりましたー。
そもそも、ジルヲの祖先は雪山で人助けをしていたんだから、 雪が降ったら山に来い!って。 みなさんと雪山で再会する約束して解散しましたー。 約束、果たせるかなあー。