宮城のお酒とプチ同窓会
連休に入るちょっと前の事ですが、 「SAVE THE 東北のお酒」実行委員を名乗り出て 友だちと実家のある宮城に帰ってまいりました。 ジルヲ家が贔屓にしている酒屋に立ち寄ってみると、 地震で店に並べていた殆どの酒瓶は割れてしまい、かなり品薄状態でしたが、 浦霞、一ノ蔵など、東京では並ばない種類のお酒をしっかり買い込む事が出来ました。
桜は東京より2週間程遅れてちょうど満開の時季。 遠い蔵王の山並みもくっきりと美しい、白石川のほとり。 沿岸部の津波の被害が大きかった地区に比べたら、全く穏やかな時間が流れていました。
そうは言っても、地元には被害が大きかった山本町、亘理町、 福島の南相馬市からの避難所が数カ所あって 市民体育館には、多くの支援物資が運び込まれていました。 私達は少しでも何か役に立てればと思い、物資の仕分けのお手伝いをしてきました。
アイテム名を壁に貼って、それに含まれるモノを分ける作業というのも 結構、かなり骨の折れる仕事でした。 それから、地元に住む友人とジルヲの友達HANAちゃんに再会。 犬関係の仕事しているせいか、何よりも避難地区にいる動物達への思いが大きく、 避難所でペット相談窓口を立ち上げていました。
自分の出来る事から少しづつ始めているその友人を誇らしく思えるものです。 そして、今回一緒に帰省した友人はアメリカ在住。 海外の報道が深刻だったせいか、毎日居ても立っていられない状況が続き、 「そんな泣いてばかりいるんだったら日本に帰って来なさい!」と 家族や友人に帰国への背中を押されたそう。 アメリカ友人達からの義援金と一緒に沢山の生活物資を持っての帰国でした。 今はみんな別々の場所で生活をしているけど、 この東北で、この地元で形成された自分達をいろんな角度から再認識出来た事。 共感できる友人が沢山いる事。 思いはひとつである事。 まだまだ、私たちは何も出来ていないけど、 ここからがスタートなのかもしれない、と話し合い また、近い将来に「TSUNAMI同窓会」を開催せねばと盛り上がったプチ同窓会でした。